ことばの海

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2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ナンバーワンを目指さなくてもオンリーワンになれるのか?

先日、SMAPの解散が発表されました。国民的人気グループであり、その歌やメンバーの言葉に救われた方や勇気を貰った方はさぞ多いことでしょう。 さて、彼らの有名な曲に「世界に一つだけの花」というものがあります。日本人なら一度は聴いたことがあるであろ…

無題

誰かが自分に向かって、他の誰かの悪口を吐いていると、自分はまだ大丈夫なんだな、と思ってしまう。

無題

幸せは 続かないから幸せなのだ 続けばそれは平凡となり 日々の中に埋没するばかり

百鬼夜行#3【序】

「匂い?」 村山は頬張ろうとした焼き鳥の串の動きを止めた。村山は会社の先輩にあたる。アルコールには強くないくせに、上司に小言を言われた日は決まって呑みに誘ってくる。彼が小言を言われない日はまずないから、断りでもしない限り僕に休肝日は訪れない…

百鬼夜行#2〜時代が生んだ怪鳥〜

第2回は「以津真天」(いつまで)についてご紹介します。 以津真天が最初に登場するのは「太平記」の中の記述です。1334年、疫病が流行し、死者が多くでた頃に、巨大な怪鳥が現れます。その怪鳥は「いつまでも、いつまでも」と鳴き続け(そんなわけあるかいな)…

お知らせ

百鬼夜行シリーズは【序】という短編で紹介する妖怪のお話をした後、考察の部分を投稿する、という2部構成でいこうと思います。 よろしければ、是非。

百鬼夜行#2【序】

戦があった。 さほど大きな合戦ではなかった。それでも人が争えば死人も出る、死人が出るから悲しむ者も出る。 嘆かわしい事だ… と玄海は思う。仏門に入り3年。それなりに村の者にも慕われてきた。玄海はそこそこの規模の村の、これまたそこそこの大きさの寺…

分岐器の人たち。

あぁ、この人に出会ってしまったから自分の人生が変わったのだろうなぁ…という人たちは意外と多くいる。人生を左右する、というとそれは言い過ぎだとは思うが、それでもこの人と出会わなかったら絶対にいまの自分を作る要素の、少なくとも1つは欠落していた…

百鬼夜行#1〜見えないものを見ようとして、彼らは鬼を創り出した〜

皆さん、妖怪や幽霊は好きですか? 彼らにも存在する理由や、生まれてきた意味があります。それを考えていくと、彼らのことがもっともっと好きになっていくと思うのです。という訳で、しばらくシリーズ物として、妖怪や幽霊について書いていこうと思います。…