幸せは 続かないから幸せなのだ 続けばそれは平凡となり 日々の中に埋没するばかり
「匂い?」 村山は頬張ろうとした焼き鳥の串の動きを止めた。村山は会社の先輩にあたる。アルコールには強くないくせに、上司に小言を言われた日は決まって呑みに誘ってくる。彼が小言を言われない日はまずないから、断りでもしない限り僕に休肝日は訪れない…
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